ステップ4 - 整数

やってみよう数値の表記方法には10進数、8進数、16進数、2進数の4つがあります。8進数値は先頭に0を記述します。16進数値は先頭に0xを記述します。2進数値は先頭に0bを記述します。また、それぞれ正数（先頭に+を付与（省略可能））と負数（先頭に-を付与）があります。echo文で変数値を出力した場合、10進数に変換されて出力されます。各変数値がどのように出力されるかを試してみましょう。

2進数・8進数・16進数の接頭辞の意味とは？

2進数は先頭に0bを付与します。0bはバイナリリテラル（Binary literals）と呼ばれ、bはBinaryの略です。2進数は0と1のみであるため一般的にオンとオフを保持・演算（ビット演算）するデータ（フラグやマスク）に使用されます。フラグを追加するにはOR演算、マスクするにはAND演算を行います。

8進数は先頭に0のみを付与します。8進数は英語でOctalと呼ばれますが、0o（ゼロオー）を接頭辞にするとリテラルが変数名と間違われる恐れがあり紛らわしいため、0（ゼロ）のみになりました。

16進数は先頭に0xを付与します。0xはヘキサデシマルリテラル（Hexadecimal literals）またはヘックスリテラル（Hex literals）と呼ばれ、xはHexadecimalの略です。16進表記は一般的には例えばWebで使用される色を表すために使用されます。

サンプルコード

//10進数正数
$a = 255;

//10進数負数
$b = -16;

//8進数
$c = 0777;

//16進数
$d = 0xFF10;

//2進数
$e = 0b1100;

//各変数値がどのように出力されるかを試してみましょう
echo $a;

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